2021.06.01
スニーカーのメンテナンス方法・長持ちさせる方法について
スニーカーは、多くの人々を魅了しているアイテムです。
「おしゃれは足元から」なんていう言葉もあるとおりで、ファッションとしても欠かせないスニーカーですが、意外に履きっぱなしであまりお手入れはしないという人も多いようです。
お手入れなしでスニーカーを履きっぱなしでは、いくらかっこいいファッションでキメていたとしても、まわりの人に良いイメージを持ってもらえないかもしれません。
この記事では、スニーカーをメンテナンスする方法を解説しています。
正しくメンテナンスすれば、お気に入りのスニーカーを長持ちさせることだって可能です。
スニーカーを長持ちさせるためにできること
スニーカーは基本的にカジュアルシューズなので、履きつぶすつもりでメンテナンスもせずに履いている人が多いようです。ただ、しっかり気を遣ってあげれば、スニーカーは長持ちします。
お気に入りのスニーカーを、ただ履きつぶすのではあまりにももったいないので、日頃から大切に扱いましょう。まずはメンテナンス以前に、スニーカーを長持ちさせるためにできることをまとめてみました。
まちがった履き方をしない
毎日のようにスニーカーを履いているにもかかわらず、正しい履き方で履いていない人がとても多いようです。スニーカーは、ひもをしっかり締めて履かなければなりません。
脱いだり履いたりしやすいように、ひもを緩めに結んでいる人がいらっしゃいますが、これでは履き口が広がってしまったり、生地自体が伸びてしまうため、スニーカーが傷んでしまいます。
もちろん、かかとを踏んで歩くなど論外です。多くのスニーカーは、生地に伸縮性があるので、無理矢理履こうとしても履けてしまいます。
履きやすいからこそ、何か雑に扱ってしまいがちになるのかもしれませんが、普段から正しく履くことが大切です。
スニーカーローテーション
スニーカーも洋服と同じです。同じスニーカーをずっと履き続けてしまうと、汗を吸い込んだ生地が十分に乾かないため、雑菌の繁殖を助けてしまいます。インターバルをとればスニーカー内部が完全に乾燥するため、スニーカーをローテーションすることで雑菌の繁殖は防げます。
ただ、スニーカーは、ひと晩程度のインターバルではなかなか乾いてくれないため、最低でも2足以上のスニーカーを用意して、しっかりローテーションするようにしましょう。
スニーカーのメンテナンス方法
「まちがった履き方をしないこと」と「スニーカーローテーション」は、スニーカーを長く履き続けるためにとても大切なことです。そして、これらと同様に大切なことがまだあります。それがメンテナンスです。
スニーカーのクリーニング
本格的な「洗い方」については後ほどご紹介するとして、ここではスニーカーのかんたんなクリーニング方法について解説します。スニーカーの洗濯はかなり本格的な作業になるので大変ですが、クリーニングだけなら手軽にできるので、定期的に行いましょう。
スニーカーのクリーニングは、基本的に靴専用のブラシと消しゴムを使用して行います。
靴専用のブラシは、まず、スニーカーの生地に付着した汚れを落とすために使用します。
毛足の硬いブラシだとスニーカーを傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
歯ブラシでも代用できますが、作業に時間がかかるため、靴専用のものがおすすめです。
続いて、スニーカー内部のクリーニングです。中敷きを取り外してから、内部のゴミやホコリを取り除きます。
スニーカーの内部にたまったゴミやホコリは、雑菌の温床となり、ニオイの原因にもなるので、内部も定期的にクリーニングしてあげましょう。
原因を絶たなければ、消臭スプレーを使っても、すぐにニオイが復活してしまいます。
ゴミやホコリを取り除いたら、ウェットティッシュなどで少し水拭きします。このとき、生乾きのまま中敷きを戻してはいけません。
しっかり乾燥させることが重要です。
消しゴムは、白系のソールの縁に付着した汚れを取り除くのに効果的です。
ただし、逆に汚れを目立たせてしまうこともあるので、まず、目立たない場所で試してから本格的に使いましょう。
100円ショップなどで手に入るメラミンスポンジでも代用可能です。
スニーカーの洗い方
ここからは、スニーカーの洗い方についてご紹介します。スニーカーは、日頃のクリーニングを行いつつも、汚れがひどくなってきた場合はしっかり洗ってあげることが大切です。
用意するもの
スニーカーを洗う際に必要なものは、・バケツ
・歯ブラシ
・中性の洗濯洗剤(もしくは靴専用の洗剤)
・ゴム手袋
です。
洗い方
スニーカーは、靴ひもと中敷きを取り外し、まずは水だけで洗います。洗剤を使って洗う前にこうしておくことで、洗剤がよく泡立つようになります。
続いて、バケツに洗剤を入れて、その中に水を注ぎます。水は勢いよく注いで、洗剤をしっかり泡立てましょう。
まちがってもスニーカーに直接洗剤をかけてはいけません。こうしてしまうと、すすいでもすすいでも、洗剤が落ちてくれなくなります。
バケツの中の洗剤がしっかり泡立ったら、水洗いしたスニーカーを浸して20~30分程度おきます。
このとき、中敷きや靴ひももいっしょに浸すとよいでしょう。
このようにしてスニーカーを浸すだけでも、大方の汚れは落ちます。
頑固な汚れがある場合は、歯ブラシを使って落としますが、こすって落とすというよりは、汚れの内側をブラッシングするイメージで行うとよいでしょう。
汚れがしっかり落ちたら、水でしっかりすすいでください。洗剤が少しでも残っていると、シミとして残ってしまうことがあります。
乾燥させる際は、靴用のハンガーを使用するとよいでしょう。
靴用のハンガーがない場合は、洗濯物用の針金入りのハンガーを曲げることで代用できます。
ハンガーが用意できない場合は、かかとを下にして壁に立てかけるだけでもOKです。
スニーカーは、ハンガーに掛ける前に、できれば屋外で振り回すようにして脱水しておきましょう。
ただ、集合住宅だとスペースの問題もありますので、無理は禁物です。ご近所さんに迷惑になる行為は避けましょう。
乾燥させている最中は、かかと部分に水がたまってきますので、定期的にタオルなどに染み込ませて取り除きます。
かかとに水がたまらなくなったら、新聞紙を丸めてスニーカーに入れ、スニーカー全体の水分を取り除きます。
数分程度で新聞紙は水を吸わなくなるので、何回か交換する必要があります。
この作業が終わったら、新聞を外した状態で乾燥させましょう。ニオイの原因になるので、しっかり乾燥させてください。
保管状態もスニーカーの寿命に影響
スニーカーは、しっかりメンテナンスしてあげることで、長持ちさせることができますが、メンテナンス同様に重要なのが、保管状態です。
スニーカーは、ローテーションで履くことが重要ですが、オフシーズンは長い間、履くことはないので、このときに正しく保管しましょう。
スニーカーを長期保管する場合は、きれいに洗ってから靴箱に入れておきましょう。
乾燥剤をいっしょに靴箱に置き、湿気をできるだけ取り除くことがポイントです。
できればシューキーパーというアイテムをスニーカーにセットして保管すると、型崩れを防ぐことができます。
スニーカーは、手をかけてあげれば長く履けます。お気に入りのスニーカーがある方は、ぜひ実践してみてください。